「酸化チタン・粉末【アナターゼ型】」について
■ そもそも光触媒とは ■
光触媒とは簡単にいうと光のエネルギーを得て働く触媒のことです。光を吸収してエネルギー体となり、そのエネルギーを反応物質に科学反応を起こさせる物質の事を指します。光触媒として最もよく使用されているのが話題の二酸化チタンです。光触媒の流れは植物が生命を得るためにエネルギーを得る過程(つまり光合成)と似ています。この光触媒の仕組みを利用して空気を浄化したり、ニオイの分子を分解したり、雑菌を殺菌したりする物質が今話題の二酸化チタンの光触媒なのです。環境保全の騒がれる今日、まさに必須の環境浄化アイテムと言えるのです。
酸化チタン粉末の種類
酸化チタンは、意外に身近なところで昔から多く使用されてきました。例えば、普段使っている歯磨き粉、化粧品、塗料などがそうです。この場合、酸化チタンは白色の顔料(着色料)として用いられてきました。現在でも製造されている酸化チタンの大部分が顔料として使用されていますが、光触媒として使われているものはまだまだ少量なのです。
光触媒として使用されている酸化チタンは主に、アナターゼ型と呼ばれる結晶構造をもつものが使用されます。
酸化チタンの結晶構造には正方晶系のルチル型(高温型)、アナターゼ型(低温型)、そして斜方晶型のブルッカイト型の3種類があります。
一般的なものは、塗料などの顔料や光触媒として使用されているアナターゼ型です。
当社「酸化チタン粉末」の特徴と使い方
光触媒とは、化学反応の際に自分自身は変化せず、他の物質の仲立ちとなって反応の
速度を早めたりする物質で、光触媒とは光のエネルギーによって働く触媒のことです。
現在光触媒として最もよく用いられるのは、この「酸化チタン」です。
酸化チタンに紫外線を当てると、周囲に反応し、活性酸素を発生します。
この活性酸素が有害な化学物質を分解し、炭素ガスと水にします。
この性能に着目し、様々な分野で、抗菌・防カビ・消臭・有害物質の分解・大気、水質の浄化・劣化防止に応用・利用されています。
本商品は、粉末という事で、利用の際の難しさがありますが、現在、「光触媒・酸化チタン」のスプレーや塗料などの既製品の場合、各製造メーカーで酸化チタン含有率を公表しているところは非常に少ないですが、大体1%~5%程度しか含有されていないのが実情です。
ですから上手く利用する事さえ出来れば、今までの既製品以上の高性能・コストパフォーマンスを発揮する可能性を秘めています。
残念ながら、弊社では応用に関する技術も情報も持っておりませんので、具体的な使い方のアドバイスが出来ない旨、あしからずご了承下さい。
※本商品は不溶性の為、水などに混ぜた場合でも、完全に溶けるということは有りません。