「酸化チタン・粉末【アナターゼ型】」について
化チタンは、意外に身近なところで昔から多く使用されてきました。例えば、普段使っている歯磨き粉、化粧品、塗料などがそうです。この場合、酸化チタンは白色の顔料(着色料)として用いられてきました。現在でも製造されている酸化チタンの大部分が顔料として使用されていますが、光触媒として使われているものはまだまだ少量です。
光触媒として使用されている酸化チタンは主に、アナターゼ型と呼ばれる結晶構造をもつものが使用されます。
酸化チタンの結晶構造には正方晶系のルチル型(高温型)、アナターゼ型(低温型)、そして斜方晶型のブルッカイト型の3種類があります。
一般的なものは、塗料などの顔料や光触媒として使用されているアナターゼ型です。